今回は、なにかしら知的な感じのタイトルである。
実は、Googleが「アプリ開発者(デベロッパー)の身元確認をしたい」ということで、かれこれ一年前くらいだろうか、Google Play Consoleに通知があったのだ。
親切なのかなんなのか、いついつまでに確認するという期限を選べて(たぶん一気にやられてもGoogle側の確認作業が滞るからであろう)、おれは、12月10日までの期限を選んだ経緯がある。確認資料の送付などは、10月10日から行えるということで、俺は、あらかじめ法人の確認に必要になるであろうDUNSナンバーを取得していた。
なお、DUNS(Data Universal Numbering System)ナンバーとは、企業や団体に付与される一意の9桁の識別番号で、企業の信用情報を管理している国際的な企業情報機関であるダン&ブラッドストリート(Dun & Bradstreet、略してD&B)によって提供されている。
DUNSナンバーの取得
DUNSナンバーの取得は、日本では、東京商工リサーチがやってくれる。
DUNSナンバーの取得は、こちらから!
おれが申請したときは、たしか3000円前後だったと思う。
余裕を持って申請したため、9〜12営業日のスタンダードコースで頼んだ。
メールで、DUNSナンバーが送られてくる。
Googleの本人確認
GoogleのサイトからDUNSナンバーを入れて、本人確認を進めていく。
ところがである、組織名の確認が必要だから追加書類を出してくださいということになった。
以前「W-8BEN-E」という税務フォームを提出したときも英語の組織名がわかる書類を送ってくださいと言われたことがある。
これは、Google Play Consoleに登録されている英語の組織名と「W-8BEN-E」に記載された英語の組織名が違っていたことから起こった。
Googleでは質問に答えるだけで「W-8BEN-E」を自動で生成してくれるのだが、このシステムが良し悪しであって、実は、「.」ピリオドや「,」コンマが入力できないのである(現在は改良されているかもしれない)。そのため、株式会社を表す「Co.,Ltd.」の部分でエラーが出て登録させてくれないのだ。しかたなく、コンマとピリオドを除いて「W-8BEN-E」を生成したため、Google Play Consoleに登録されている英語の組織名と異なることとなった。このときは、Google Play Consoleに登録されている英語の組織名を「W-8BEN-E」に記載された英語の組織名に合わせて訂正したことで事なきを得た。
で、今回、DUNSナンバー申請時に、「Co.,Ltd.」の表記で書いたのだが、システム上大文字になって「CO.,LTD.」となっているし、これはおれの推測なのだが、Google Play Consoleに登録されている英語の組織名と違うじゃないか、ということで、英語の組織名のわかる書類を送ることとなったみたいだ。もしかすると、すべての法人に英語の組織名のわかる書類を要求しているのかもしれない。
さて、会社の英語名など、公的書類のどこにもないのだ、、、、
おれも、一応、会社登記簿(履歴事項全部証明書)の写しを送ったのだが、、、
必要部分が抜けています、との回答。
いや、抜けているんじゃなくてないんだよ、とつぶやくものの埒があかない。
そこで、いろいろと調べた結果、国税庁法人番号公表サイトになんと英語表記の登録ができることがわかった。
公表サイトのメニューから英語表記を登録し、追加書類として、おれは会社の「印鑑証明」を送付した。
しばらくすると、英語表記が追加される。
自分の会社の「履歴等」をクリックし、その後、「この法人番号の英語ページ」をクリックすれば英語表記のページが現れる。このページの最初には、「National Tax Agency」(国税庁)なんて書いてある。
あとは、このページを上から下までスクリーンショットを撮ってGoogleの本人確認ページから送信するだけである。なお、このスクリーンショットのファイル名はアルファベットでつけること。日本語でつけたら、システムにはじかれたからである。
そして、Googleから届いたメールには、、、
本人確認完了しました。
安堵である。